idea factory from newspaper 2003 12 26

景気判断(sentiment)
 多くの人が、景気について、いろいろな判断をしていますが、
少なくとも、庶民の景気は、きびしい。
庶民の景気は、これから、冬を迎えると言っていいでしょう。
 自動車メーカーは、業績がいいと言われるが、
これは、海外で業績がいいのであって、
国内の業績は、きびしい状況にある。
 また、庶民の娯楽といえば、
ディズニーシーやディズニーランドでしょうか。
ディズニーシーが、入場者が多く、人であふれているから、
個人消費は、好調であると判断するのは、素人レベルの話です。
これでは、中学校の社会科では、合格になりますが、
高校の政治経済の科目では、不合格となります。
 高校生レベルでは、どうするか。
ディズニーシー等では、お弁当の持ち込みが禁止されています。
だから、入場者の食事行動を調べるでしょう。
値段が高めのレストランがありますが、そこで食べるか。
ファーストフードのような店がありますが、そこで食べるか。
キオスクのような売店がありますが、そこで買って、
どこかのベンチで食べるか。
 おみやげについても、チェックするでしょう。
買い物用のかごには、どんな商品が入っているか。
帰りの出口で、見ていて、おみやげの袋の大きさをチェックする。
かつては、大きな、おみやげ袋を持って、帰っていたが、
今は、おみやげ袋の大きさは、どうなったか。
 このように、ディズニーシーが混雑しているからと言って、
個人の消費は好調であると判断する人は、中学生レベルなのです。






















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